wonder-papillon.air-nifty.com > Album06 LEITZ HEKTOR 20cmF2.5

Leitz Hektor20cmF2.5はライツ社のスライド映写機投影用レンズだ。私の知る限り,投影用ヘクトールは85mm,100mm,120mm,150mm,20cmのF2.5シリーズと25cm,30cmのF2.8シリーズがある。このうち,30cm以外は中古カメラ店で販売しているのを見たことがある。撮影用のレンズと比較すると考えられない値段で入手できるのはありがたいが,マウントも絞りがないのが残念だ。ただ,ショップ販売しているものはマウントを加工してあるものもあり,多少割高になるが,マウントの自作加工を考えるとむしろ割安かも知れない。この20cmの描写は硬すぎず,柔らかすぎず,絶妙の画質だと思うのだが,実用にするには対物絞りとフードを自作する必要がある。また,ピントのあった前後は大きくボケるのに,ずっと離れた背景は思ったほどボケないという不思議な描写をする。絞りを自作しない場合は晴天の真っ昼間は露出オーバーになるので使えない。その点,初代1Dは1/16000があるので,たいていの場合撮影できる。なお,このレンズは,世間ではフレアだらけの大ボケレンズとの評価があるようで,実際ブログにそう言う写真が掲載されているが,実際は前述の通り素晴らしい高画質のレンズだ。ライツのクラシックレンズは1本1本個性があると言うが,この差はそんなレベルの話しではない。なにぶん古いレンズなので,購入レンズのコンディションに差があるのだろう。