wonder-papillon.air-nifty.com > Album31 赤外線写真

Dマウントレンズ交換式のデジカメ自作を企画した。ボディーの採用条件は,ボディーが薄いこと,ズームやAFなど難しいメカがないこと,MF専用になるので背面液晶がでかく,ピントが合わせやすいこと。そうしたら良い(?)カメラがありました。Kenko OGOB-01。超薄型ボディーでゾーンフォーカス,単焦点。
しかも背面液晶が驚きの3.6Inch。パッケージを見ると赤ちゃん?や幼児向けらしい。ブルーボディーが3千円,シルバーがなぜか3,999円。いずれも新品価格だが,色でなぜこんなに値段が違うの?実用的にはブルーで十分だが,やはりここはレンズに合わせてシルバーにした。

まず,本体レンズのカバーを外す。ネジもなにもないので精密ドライバーの−でこじ開けたら簡単に外れた。何と驚くことに両面テープのみで接着。中を覗くとレンズ本体が見えたが,この穴から加工するのは無理そう。そこでフロントカバーを外すことに。本体低部の電池ボックスのカバーを開けると,ネジが2本あるので外す。さらに,底面の型番シールを剥がすとネジが1本あるのでこれも外す。トップカバーの下にもネジがあるはずだが,カバーの外し方が分からない。これも精密ドライバーでこじ開けたらやはり両面テープ止め。このときトップカバーが真ん中で折れてしまったが,実用上問題ない。案の定,トップカバーの下にネジが2本あり,これを外すとフロントカバーが開いた。何か引っかかりがあったが,エイヤーと空けたところ,フロントカバーに内蔵マイクがあり,そのコードが本体基盤に接続していた。当然のことながらこれがプッツンしてしまった。まあ,録音はしないからいいか。本体のレンズは2本のネジで止めてあり,これを外すとレンズも外れた。フロントカバーのレンズ穴の内側にマウントキャップベースをエポキシパテで接着し,
これを本体に被せると終わり,と思っていたが,レンズ横の右肩がぱっくり。フロントカバーを外すときに爪を折ってしまったらしい。やむなくここもエポキシパテで接着。ここまでで約30分程度。

エポキシパテが乾いてからXenonをねじ込んで無限遠の調整。ところが,背面液晶がシラ〜としてとてピントの山が分からない。デカイばかりで役に立たない液晶をだましだまし使って何とかピントを探す。ところが,レンズをインフにしても50cmほど先までしかピントが合わない。そこでフロントカバーのマウント部分をグラインダーで削りながらピント調整。役立たずの液晶なのでこの作業に2〜3時間を要した。

やっとインフが出たので試写したのがこれ。なんじゃこりゃ〜。カラーバランスがむちゃくちゃ狂ってる。まるでサクラ満開状態。もちろん,今頃サクラのわけなく,これは木々の緑です。
液晶がシラ〜としてたのはこのせいだった。どうやら取り外した本体のレンズブロックに赤外カットフィルターが付いていた様だ。フツーはCMOSの前に付けるだろ〜!フツーは!と言ったところで後の祭り。
本体右肩はエポキシパテで接着してしまったので分解不可能。フツーの写真を撮るには赤外カットのゼラチンフィルターを買って,レンズの前に付けるしかない。

写真の上がりはカラー写真と言うより,モノクロームの赤外写真にほんのりと色が付いた様な感じだ。これはこれでなかなか良い雰囲気が出ていると思う。IRフィルターを付けると往年のHigh-speed InfraRedのようになるのだろうか。とりあえず赤外カメラもどきとして使うことにした。
厳密に言えば,可視光線と近赤外線のミックス撮影だが。