wonder-papillon.air-nifty.com > Album10 KODAK AERO EKTAR 7Inch F2.5

このコダックエアロエクター7インチF2.5は,軍用航空カメラに搭載されたレンズを,アルミ削りだしのライカLマウントの鏡胴に取り付けたもの。178mmという半端な焦点距離だが,ようするに180mm。ライカRでは普通の焦点距離だ。マウントがライカLなので,L-EOSアダプターで5Dに取り付ける。そのままだと突拍子もなくオーバーインフになり,最短距離も長くなるので,ヘリコイドからレンズを少しねじり出してインフを調整する。結果ユルユルなので,絞りを動かすとピントもずれ,撮影しにくいがそこは我慢。いずれ適当なスペーサーを見つけたい。よく似たスペックのヘクトール20㎝と比べると,遥かにしっかりした描写。逆に言うと面白みはヘクトールの方がある。ヘクトールは3群4枚の変形トリプレット,エアロエクターは4群7枚の変形ガウス型なので当然と言えば当然。ヘクトールはプロジェクター用のレンズなので,
安いガラスを使っているのかレンズが白く透明感に乏しい。エアロエクターは黒く澄んだ瞳といった感じ。
透明感が素晴らしい。このレンズはトリウムガラスを使っているとやらで,経年変化でガラスが黄変しているという。実際見てみると黄変しているとは思えない。しかし,白い紙を透かしてみると薄いウーロン茶風の色に見えるので,やはり黄変しているのだろう。このエアロエクターはこんなに手の込んだ加工をしてまでなぜライカLマウントにしたのだろう。小さなマウント径で,EOSでも四隅がケラレるみたい。それに,このレンズをライカで使いこなせる人はどれだけいるだろうか。ピントを合わせるは不可能に近そうだが。
私だったらお金をかけてヘリコイドを作るならペンタックス67マウントにする。そうすれば,アダプターで645にも35mmにも何でもつけられる。マクロビュー101を使うと35mmでアオリもできる。