2009年9月 7日 (月)

Leitz Hektor 73mmF1.9で撮る八ヶ岳山麓 その3

そもそも,Hektorに興味を持ったのはLeitz Summitar 50mmF2を所有していたからだ。
このレンズを所有した敬意はと言うと,
愛用のMINOLTA CLEの標準がRokkor 40mmF2だったので,
標準の王道50mmが欲しくなったからだ。
CLEに取り付け可能の50mmで最も安かったのがSummitarだった。
ライカのレンズを選んだのではなく,たまたまライカのレンズだっただけ。
安いはずで,ガラスは城っぽく曇り,レンズエレメントの中の方にひどい拭きキズがあった。
友人家族とともに東京ディズニーランドへ遊びに行き,撮影した写真をDPEから受け取ったときに驚いた。
写真全体がフレアというかハレーションというか,とにかく真っ白。
おまけに放射状に鉱泉のすじが盛大にあり,何が写っているのかわからない。
こっ,これがライカのレンズか〜
もう,買ってしまったものは仕方ない。
少しでも画質向上のため折りたたみ式の専用フードを購入する羽目になった。
これが,レンズ本体より高かった。

さて,フードを付けて撮影するとガラッと描写が変わった。
クッキリとした精緻な描写で,ハイライト部に上品な滲みが出る。
しかも,色が深い。
他のレンズとは明らかに描写が違う。
その後,このレンズで撮った写真を見せると,「写真が上手いですね」と言われる。
別に私の腕が上がったわけではない。
Summitarで普通の庭がなぜかイングリッシュガーデンの様に写る。
人物は,明らかに実物より上品に写る。
要するに,写りがゴージャスなのだ。
これでライカに興味を持ち,本体を入手。
レンズもSummitarの他,Summarit,Hektor 73mm,120mm,150mm,200mmと入手することに。
なぜこの組み合わせかというと,書籍などでいろいろ勉強した結果,
Leitzのクセ玉御三家としてSummitar,Summarit,Hektorが挙げられ,描写が独特という。
いずれも美しい滲みが特徴らしい。
Summitarで味をしめたのでこれらを10年くらいかけて次々と入手した。
何より,これらは価格が安い。
下手すると数千円で入手可能な場合もある。
もちろん,きれいなものはそれ相応の価格ではあるが。
ほかにもSummarex,Thambarと言うクセ玉があるが,べらぼうに高く入手不可能。
これらはいわゆるライカマニア向けのプレミアムレンズだ。
前者は安いと言っても,例外がこのHektor 73mmF1.9だ。
妻と銀座のカメラ店を巡り(1万円以上の光学レンズの購入には妻の許可が要る),
散々探し回ったが,なぜかこれだけはどこでも10万円以上とびっくりするぐらい高い。
どれも古くてボロくて汚いレンズなのに。
銀座のある店でびっくりするくらい安いヤツがあったので購入したのがこのレンズ。
なぜか,このレンズは古さもボロさも汚さも他よりマシだった。
後でわかったのだが,hektor 73mmはレンズヘッドが外れるのと固定のものがあり,
固定のものはライカでしか使えないので安いのだという。
このレンズは固定なので,通常撮影には使えず(もちろんLeica M8を購入すれば使える),
デジタルに移行した後は一眼用のマクロレンズとして使っていた。
E-P1の登場でライカ用のレンズやCマウントのレンズが普通に使える様になろうとは。
実に良い時代になったものだ。
前回同様,各写真は1枚目が絞り開放,2枚目がF4。

機材:E-P1,Leitz Hektor 73mmF1.9,絞り解放,F4
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2009年9月 6日 (日)

Leitz Hektor 73mmF1.9で撮る八ヶ岳山麓 その2

Hektor 73mmはソフトフォーカス並みのボケボケ,フワフワ,滲みであると定評があった。
それを期待して購入し,Leica M6とM3で撮影したが,開放でボケが大きいもののスッキリしたクリアな描写に愕然?としたものだ。
デジタル時代になって1Dでマクロ撮影してもシャープで精緻な描写だった。
ところが,E-P1の登場で初めて通常撮影してみると期待に違わぬ滲みぶり。
全く不思議な話だが,ZUIKO 21mmF2でも同様の経験をしている。
このレンズはHektorとは逆に開放からシャープと評判のレンズで,実際その通りだったが,デジタルで撮影すると開放では盛大に滲むのだが,マクロだとシャープ。
時に,銀塩とデジタルで異なる性質を示すレンズがある。
この2本はその好例だ。

機材:E-P1,Leitz Hektor 73mmF1.9,絞り解放,F4
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2009年9月 5日 (土)

Leitz Hektor 73mmF1.9で撮る八ヶ岳山麓

Summilux-M 75mmの絞り開放の上品な滲みと比べると,
Hektor 73mmF1.9の開放の滲みはすさまじい。
このくらいリサイズされるとそれほどでもないが,
大画面モニターで見ると具合が悪くなるほどだ。
F4まで絞っても若干滲みが残る。
写真と言うより絵画に近い描写だ。
各写真は,1枚目が絞り開放,2枚目が(おおよそF4)だ。
このレンズの絞り目盛りは半端な数値となっており,正確にF4は出せない。
こんな滲みレンズでもマクロレンズとして使用すると実にシャープで精緻な描写となる。
全く不思議なレンズだ。

機材:E-P1,Leitz Hektor 73mmF1.9,絞り解放,F4
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2009年7月13日 (月)

E-P1で久々のHektor73mmF1.9の無限遠

1枚目の写真は銀塩時代M6で撮影して以来ウン年ぶりのヘクトール73mmF1.9の無限遠だ。
最近はカメラを持っても外出の機会がほとんど無いので,例のごとくベランダからの撮影。
ヘクトールらしい薄皮1枚かぶった様な独特の描写。
この描写を期待してこのレンズを購入したが,銀塩では割と普通の描写で拍子抜けした。
幸い,デジタルとの相性が悪い様で,期待通りの描写をしてくれる。
2枚目は絞りF4(この駒以外が全て開放F1.9)の描写。
スッキリとした普通の描写になってしまう。
3枚目は,全体にベールをかけ,ハイライト部が美しく滲む。
4枚目では,マロンが実に幻想的に写った。
5枚目は最近接撮影距離でミニバラを撮影。
最近はデジタルでマクロ描写ばかりだったが,久々に普通の写真が撮れた。
後は,撮影に出かける時間が欲しい。

機材:E-P1,Leitz hektor 73mmF1.9絞り開放
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2007年4月27日 (金)

Hektor続きでヘクトール73mmF1.9

200mm,120mmとヘクトールが続いたので,
その流れでこれまた久々登場のヘクトール73mm。
去年の夏以来だ。
200mm,120mmが開放でもシャープなのに対し,
ボケ玉として有名な73mmは絞り開放だとかろうじてピントの芯はあるが,
非常に薄く,しかも前後のボケが大きい。
おまけにハイライトが盛大に滲む(上3枚絞り開放)。
これは見方によっては大変美しく,
200mm,120mmも少しではあるがハイライトの滲みが出る。
F4.5(ヘクトールの絞りはF1.9,2.2,3.2,4.5,6.3,9,12.5,18,25と超変速)まで絞っても,
像は甘く,ハイライトの滲みが残る(一番下4枚目)。
しかし,6.3以上に絞ると俄然シャープになり,ハイライトの滲みもなくなる。
レンズ構成は,200mm,120mmが3群4枚の変形トリプレットで,
中央のエレメントのみ2枚貼り合わせ。
73mmは3群6枚の変形トリプレットで,全てのエレメントが2枚貼り合わせ。
このレンズ構成の違いで描写が異なるのかも知れない。
もっとも,ソフトフォーカスレンズとして有名なライツのタンバールは,
ヘクトール200mm,120mmと同じ3群4枚構成なので,
別の理由かも知れない。
タンバールの画像も比較してみたいが,なにしろコレクターズアイテムで
とんでもない値段なのでとても手が出ない。
ヘクトール73mmも,レンズブロックが鏡胴から取り外せて,
ヴィゾフレックスで使用できるタイプは一眼レフや中判でもインフが出せて便利だが,
これまたコレクターズアイテムでとんでもない値段だ。
今使用しているヘクトール73mmは,当然ながら普通のタイプ。
価格が手ごろなのが取り柄だが,一眼レフではマクロ専用となってしまう。

撮影機材:EOS 5D,Leitz Hektor 73mmF1.9
Hek73_1
Hek732_1
Hek733
Hek734f56_1

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