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2016年5月16日 (月)

怪しいLE COULTRE その3

裏を見ると

Img_2802
どこにもブランド名はおろか石数その他能書きは一切無い。
緩急針にAVANCE(進)とRETARD(遅)の表記があるのみ。
アンティーク時計のブランドは9割偽物という人がいるくらいだが,何も書いてないと言うことは逆に信頼性は高いのかも。
で,ムーブメントについて調べてみると,高級品の条件としていくつかあるが,装飾などを除いたメカ部分として
1 ウルフティース巻き上げ歯車
2 チラネジ付きバイメタル切りテンプ
3 バランサー付きアンクル
4 スワンネックまたは勾玉緩急針
5 焼きネジ
6 受け石
等のうち複数があること。
で,このLE COULTREのムーブメントは,
4の緩急針が通常型以外はすべて揃っている。
つまり,かなりの高級仕様ということだ。
 
で,LE COULTREのムーブメントをネット検索するとこれがあった。
灰色の記憶というサイトに載っているイギリスのDENTという会社の懐中時計。
Dent1
これのムーブメントがこれ。
Dent2
うーん,クリソツ。
説明を読むと,
 
デント社によって「検定」(つまり販売)されたことを示す刻印がある。この種の刻印は偽刻である可能性がある。この時計の場合はどうだろうか?ちゃちい銀側ケースにそぐわない極めて高品質な機械。デント検定という刻印に嘘はないだろう。ムーブメント。こちらは逃げも隠れもしない完璧な美しいスイス製シリンダー機械である。19世紀スイス・ジュウ渓谷の二大高級エボーシュ・メーカー、ルイ・オーデマとルクルトが得意とした分割ブリッジ形状。ジャガー・ルクルトは今日パテックやバセロンに次ぐスイス高級時計会社というポジションなのだが、これは第一次世界大戦以前のアンティークの世界には全然あてはまらない。ルクルト銘のアンティーク時計が安価な造りの軍用時計を除いて殆ど現存しない一方、ミニッツリピーター等当時の最高級のムーブメントにルクルト銘が頻繁に刻印されているからである。これはつまりルクルト社は当時時計完成品のメーカーではなく、最高級のエボーシュ・メーカーであったことを示している。完璧な仕上げの紫焼きネジ、美しい発色のルビー、磨き上げられた地板と歯車、ウルフティースと呼ばれる独特の歯車など全盛期高級スイス時計の仕様をおさえている。
 
ということで,表のダイアルはともかくとして,ムーブメントはLE COULTREで間違いなさそうだ。
しかも,このLE COULTRE製のムーブメントは2と4が通常型なので,我が家の時計の方がより高級仕様と思われる。
 
機材:iPhone6Plus

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