11月の山撮りセット
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このTru-Planは学研オペークプロジェクターに搭載されていたレンズ。
オペークブロジェクターは別名幻灯機。
昔は学校には必ずあった機械のようだが,その後スライド映写機やオーバーヘッドプロジェクターに置き換わり,現在では液晶プロジェクターがその役を担っている。
Tru-Planの製造元は不明だが,かなり巨大なレンズで,まさにサンニッパ級。
見たところトリプレットの様で,少なくともシノゴをカバーするイメージサークルだ。
レンズの解像度はあまり高くないので解像感のある写真を撮りたければ少なくとも67判以上で使いたい。
しかし,発色はなかなかクリアで,良い写りをするレンズなので絵画的描写を期待するならフルサイズEOSでも十分使える。
今回は中判デジタルのMAMIYA ZDで使ってみた。
MAMIYA ZDは645判よりやや小さいフォーマットだが,遠景の細かい描写はレンズの解像度不足でパッとしない。
しかし,中近距離ではなかなか良い。
機材:ZD,Tru-Plan Enbrighted 303mmF3.3,開放
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Hektor 200mmF2.5はプロジェクター用の投影レンズで,絞りが無く開放での撮影専門。
大口径の長焦点レンズなのでピントは非常に薄く,ピント面を少しずらすと大きくボケるが,不思議なことにそこから先はあまりボケず,背景のボケは比較的原型を残している。
このため,背景に小枝などがあるとボケがうるさくなる。
レンズ構成は,レンズ銘はHektorだが,Hektorの3群6枚と異なり,3群4枚のThambar型だ。
しかし,描写はやんちゃなThambarと異なり,端正でシャープだ。
シャープと言っても現代のAPOレンズのようなシャープさではなく,ピントの芯は柔らかくハイライトはきれいな滲みが出る。
解像度はあまり高くないので状況によっては絵画的だ。
フルサイズのEOS 1Dsで撮影すると全面均一な描写だが,中判のZDで撮影すると状況によっては周辺にグルグルが現れる。
このレンズの個性を活かすには35mmフルサイズより中判の方が良い。
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MAMIYA ZDのファインダースクリーンは砂目状のマットになっており,一見するとピント確認がしやすそうだが,なぜかピントの山がつかみにくい。
ファインダー像が老眼鏡向けのハイアイポイントなのか,遠くに小っちゃく見える。
そのためピントが合わせにくい。
ホワイトバランスオートだとあいかわらず地味な発色だが,実物に近いと言える。
それが晴天モードやくもりモードにすると写真雑誌のようなド派手な記憶色になるから不思議だ。
紅葉の撮影中にミソサザエがやってきたので撮影したが,このカメラはこういう用途には向かない。
シャッターのレスポンスが悪いし,シャッター音(ミラー音)がパカシコーンと,やたらデカイ。
これじゃ鳥も逃げてしまう。
ミラーショックと振動も相当なもので,スローシャッターでは相当ブレそう。
三脚を使わない手持ちスナップなので,ブレが心配だ。
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MAMIYA ZD入手翌日いきなりの撮影。
まだカメラのセッティングもできておらず,扱いもよく分からない。
とりあえず,カメラの露出計の出た目でマニュアル撮影。
簡単な手持ち撮影。
中判は手ブレに厳しい。
この日は曇天だったのでESO200〜400の撮影。
MAMIYA ZDはESO50が標準で,最高感度が400。
昔のリバーサルで撮影する感覚だ。
RAWで撮影しJPGに現像した。
現像ソフトのMamiya Digital PhotoStudioの使い方がよく分からないが,晴天やくもりモードで現像するとやたらケバく,もう紅葉は終わりだというのにまるで全盛期のよう,色は飽和気味だ。
オートで現像するとグッと地味になるが,仕上がりはこちらの方が自然。
ただし,こちらは黄色い葉っぱも緑が残り,紅葉の始まりのような仕上がりになる。
とりあえずホワイトバランスオートで現像した。
つまり,オールカメラ任せモードだ。
いずれ,いろいろいじって実物に近いようにしたい。
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中判デジタルはどれも100万円クラスの価格で高嶺の花。
永久に手に入らないと思っていたが,PENTAX645Dがハイエンドデジイチと実売同価格帯で発売されると,一世代前となったMAMIYAZDの中古価格が急落,ミドルクラスデジイチと同価格帯になってきたので入手可能になった。
入手して驚いたのは殆ど新品と思える状態。
マニュアルはボロボロだったので前オーナーが大切に使っていたのが伺える。
前オーナーはプロの写真家のようで,コメントにスタジオでのみで使用していたと書かれていた。
私はフィールドで使い倒すので,傷だらけになるかも。
MAMIYA ZDは世評ではチープな造りでデジイチ入門機並みの機能に低いレスポンスと散々な評価だが,実物はなかなか良く,作りも実際には重厚だ。
まず,筐体がコンパクトなことに驚く。
センサーサイズが巨大なのでファインダーも巨大だ。
しかし,本体はEOS 1Dsよりずっと小さい。
MAMIYA ZD,EOS-1Ds,E-3を並べてみるとセンサーサイズの相違,EOS 1Dsを1とすると,MAMIYA ZEは約2,E-3は約1/4となるらしい。
まあEOSがあまりにも巨大と言うことか。
まあ,奥行きはフランジバックの関係上,当然大きいフォーマットの方が深くなる。
MAMIYA ZDはコンパクトな筐体に必要最低限の機能を搭載している。
多機能にすると巨大になり,このカメラの機動性を損ねてしまう。
まさに,フルサイズデジイチの感覚で使える中判カメラなので,私のような素人にも違和感なく使える。
昔から中判フォーマットは多機能を追求するカメラではなかった。
MAMIYA ZDは良くできた良いカメラだと思うが,このカメラの最大の問題点はファインダーだ。
フォーマットが巨大なのにファインダー像はEOS-1Dsより小さい。
大面積の全体を見渡すため縮小光学系を使用しているのだろうが,あまりにも小さい。
その上ピントの山がつかみにくい。
現在,専用AFレンズを一本も持っていないので,アダプターで他のレンズをマニュアルで使うことになるが,ピント合わせが実に難しい。
マグニファインダーもあるが,高価で巨大で使いにくい。
拡大アイピースがあると良いのだが。
ちなみに背面液晶は1.8インチ,デジカメの3インチに慣れた目にはとても見る気にもなれない。
フィルムカメラの感覚で使うカメラだ。
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Olympusはどうなってしまうのだろうか。
上場廃止かな?
フォーサーズはもうやる気無いみたいだし。
でも,HGクラスのレンズは素晴らしい。
この旧50-200mmも素晴らしい写りだ。
最高だと思う。
この紅葉の描写を見てもそう思う。
EOS 1Dのように赤が飽和しないのもいい。
鳥撮りには最高のシステムなので,単焦点望遠系のレンズを売れば需要が大きいので売れるはずなのに。
カメラはスペック的には平凡だけど,造りは素晴らしい。
EOS 5Dのベコベコのボディーにはショックを受けたが,E-3のボディーの造りは立派だ。
SHGグレードはバカ高くてとても買えないが,もし今回の騒動で投げ売りになったら絶対買おう。
機材:E-3,ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5,オート
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