男前パピヨン Leitz summarit編
気性の激しいことで知られるパピヨンだが,ピーターはとても穏やかな性格だ。
それが写真によくでている。
不思議なことに,犬を写真に撮ると「笑顔」に写るが,ピーターの笑顔はとびきり優しい。
白髪は増えたが老け顔にはなっていない。
ソン・ベルチオとこのズマリットはともに古いレンズだがどちらが古いのかよく知らない。
ともに開放ではとろけるような描写だが,ベルチオの写りはいかにも古めかしく,ズマリットの方はとても現代的な写りだ。
ズマリット5cmF1.5はいわゆる「ボケ玉」として世間では散々な評価のレンズだったが,デジタル時代になって評価も一変したようだ。
このレンズは後玉に拭きキズが多く,レンズブロックがヘリコイドからよく外れる癖がある。
そう言う意味では「曲玉」で,ジャンク級のレンズだがフィルムで撮影しても少し絞ると実にシャープなで,開放でも国産50mmF1.4クラスと遜色なく,けしてボケ玉ではなかった。
これまでEOSでマクロレンズとして使用していたが,E-P1の登場で普通のレンズとして使えるようになた。
本来,50mmF1.5の標準レンズだが,標準レンズというのは使い方が難しい。
なかなか良い写真が撮れないのでいろいろレンズを変えてみたがダメ。
最近若い人がNikon Fに50mm一本で写真を撮っている姿を見かけるが,すごいと思う。
50mmを使いこなせないと写真が上手くならないと言われるが,その通りのようだ。
ところが,E-P1では100mm相当になるのでグッと使いやすくなった。
なかなか出番の少ないレンズだったが,絞り開放付近のハイライトの滲みが美しいレンズなので,これから出番が増えそうだ。
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