« E-P1でSummilux-M 75mmF1.4 その2 | トップページ | 簡易虫の目レンズ 魚露目8号でホウジャクを撮る »

2009年7月20日 (月)

デジカメでDマウントXenon 25mmを使う 赤外写真もどき

E-PIを買ったが,肝心の標準レンズ(25mm位)が入手できてない。
AngenieuxやKern,Schneider等のビッグネームはバカ高,
Cosmicar等の出物を物色していたが,
驚いたことにSchneider Xenon 50mmF1.5(写真1枚目)がたったの8千円で出ていた。
ほとんど持ってけドロボー状態の価格だったので即購入。
それも恐ろしくコンパクト。
さすがCマウントと感心しながら,Cマウントアダプターを介してE-P1に取り付けようとした。
ところがこのレンズ,マウントがCマウントより遥かに小さい。
まあ,レンズ本体の太さがCマウントの径よりやや太い程度なので早く気づくべきだった。
とはいえ,買ってしまったので使わないともったいない。
E-P1の暗箱の中にレンズを突っ込んで焦点を結ぶか調べたが,全く結像しない。
バックフォーカスは相当短そうだ。
と言うわけで,コンパクトデジカメに取り付けることにした。

早速候補のデジカメを物色。
採用条件は,ボディーが薄いこと,ズームやAFなど難しいメカがないこと,
MF専用になるので背面液晶がでかく,ピントが合わせやすいこと。
そうしたら良い(?)カメラがありました。
Kenko OGOB-01。
超薄型ボディーでゾーンフォーカス,単焦点。
しかも背面液晶が驚きの3.6Inch。
パッケージを見ると赤ちゃん?や幼児向けらしい。
ブルーボディーが3千円,シルバーがなぜか3,999円。
いずれも新品価格だが,色でなぜこんなに値段が違うの?
実用的にはブルーで十分だが,やはりここはレンズに合わせてシルバーにした。

まず,本体レンズのカバーを外す。
ネジもなにもないので精密ドライバーの−でこじ開けたら簡単に外れた。
何と驚くことに両面テープのみで接着。
中を覗くとレンズ本体が見えたが,この穴から加工するのは無理そう。
そこでフロントカバーを外すことに。
本体低部の電池ボックスのカバーを開けると,ネジが2本あるので外す。
さらに,底面の型番シールを剥がすとネジが1本あるのでこれも外す。
トップカバーの下にもネジがあるはずだが,カバーの外し方が分からない。
これも精密ドライバーでこじ開けたらやはり両面テープ止め。
このときトップカバーが真ん中で折れてしまったが,実用上問題ない。
案の定,トップカバーの下にネジが2本あり,これを外すとフロントカバーが開いた。
何か引っかかりがあったが,エイヤーと空けたところ,
フロントカバーに内蔵マイクがあり,そのコードが本体基盤に接続していた。
当然のことながらこれがプッツンしてしまった。
まあ,録音はしないからいいか。
本体のレンズは2本のネジで止めてあり,これを外すとレンズも外れた。
フロントカバーのレンズ穴の内側にマウントキャップベースをエポキシパテで接着し,
これを本体に被せると終わり,と思っていたが,レンズ横の右肩がぱっくり。
フロントカバーを外すときに爪を折ってしまったらしい。
やむなくここもエポキシパテで接着。
ここまでで約30分程度。

エポキシパテが乾いてからXenonをねじ込んで無限遠の調整。
ところが,背面液晶がシラ〜としてとてもじゃないがピントの山が分からない。
デカイばかりで役に立たない液晶をだましだまし使って何とかピントを探す。
ところが,レンズをインフにしても50cmほど先までしかピントが合わない。
そこでフロントカバーのマウント部分をグラインダーで削りながらピント調整。
役立たずの液晶なのでこの作業に2〜3時間を要した。

やっとインフが出たので試写したのがこれ(写真2枚目,絞りF2)。
なんじゃこりゃ〜。
カラーバランスがむちゃくちゃ狂ってる。
まるでサクラ満開状態。
もちろん,今頃サクラのわけなく,これは木々の緑です。
液晶がシラ〜としてたのはこのせいだった。
どうやら取り外した本体のレンズブロックに赤外カットフィルターが付いていた様だ。
フツーはCMOSの前に付けるだろ〜!フツーは!
と言ったところで後の祭り。
本体右肩はエポキシパテで接着してしまったので分解不可能。
赤外カットのゼラチンフィルターを買って,レンズの前に付けるしかない。
3枚目は最近接撮影距離(絞りF2)でマンネングサの中に咲くカンパニュラ・メリーベルを撮影。
4枚目はバジル(絞りf2),5枚目は朧月(絞り開放)を撮影。
なかなか美しい滲みだ。

カラー写真と言うより,モノクロームの赤外写真にほんのりと色が付いた様な感じだ。
赤外写真ではなく近赤外と可視光のミックス撮影だ。
これはこれでなかなか良い雰囲気が出ていると思う。
Xenonの描写も素晴らしい。
IRフィルターを付けると往年のHigh-speed InfraRedのようになるのだろうか。

機材:E-3,ZUIKO DIGITAL 14-54mmF2.8-3.5,オート(写真1枚目,本体写真のみ)
機材:Kenko OGOB-01,Schneider Xenon 25mmF1.5,手持ち
_7207051
Pict0034
Pict0035
Pict0038
Pict0030

|

« E-P1でSummilux-M 75mmF1.4 その2 | トップページ | 簡易虫の目レンズ 魚露目8号でホウジャクを撮る »

Schneider Xenon 25mmF1.5」カテゴリの記事

赤外線写真」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: デジカメでDマウントXenon 25mmを使う 赤外写真もどき:

« E-P1でSummilux-M 75mmF1.4 その2 | トップページ | 簡易虫の目レンズ 魚露目8号でホウジャクを撮る »