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2007年7月 4日 (水)

怪しい中古レンズAUTO WELTBLICK135mmF1.8

最近,ネットショッピングで中古レンズ,AUTO WELTBLICK135mmF1.8を本体価格4万弱で購入した。
思いっきり怪しい超B級ブランドのM42マウントレンズだ。
試しにインターネットで検索すると,このレンズしかヒットしない。
したがって,全く出所不明のレンズだ。

このレンズを購入するきっかけとなったのは,雑誌「写真工業」7月号の存在がある。
たまたま,135mmの特集をやっており,様々なマイナーブランドの135mmについて掲載されていた。
おまけに,いずれもなかなかの画質らしい。
と言うわけで,今回触手が動いた。

さらに,以前新宿の中古カメラ店でベロリーナ135mmF1.4という超弩級のスペックのレンズが14万で販売されていた。
紙切れにベロリーナとダサく書いてあり,いかにもウソっぽいスペックとこの価格なので,さすがに触手は動かなかったが,
帰宅後気になったので,ネットで検索したところ,Isco-Gottinggen Berolina-Westtomat 1:3,5/135がヒットした。
イスコのレンズなら品質は間違いない。
しかも,F1.4というスペックのレンズはヒットしない。
そう言えば正札には「試作品か?」と書いてあった。
ひょっとしたらものすごいレアなレンズだったのかも知れない。
14万でも安いかも。
再び店を訪れたところ,すでに売れたあとだった。
いずれにしても,この値段では買えないことに変わりない,と自分に言い聞かせ,帰宅した。
そして,件の雑誌の特集ときたから,ついこのAUTO WELTBLICKという怪しいやつを買ってしまった。

どういう訳か,昔から135mmには大口径レンズが多いことは知っていた。
これまでも,ベロリーナF1.4の他,ビビターF1.5,シグマF1.8,
番外編ではノーブランド135mmF1.0が3本と,ウミガメ級の筐体のソニー製プロジェクターまでついてたった5万の出物もあった。
それに,バーコビジョンにはNORITAR135mmF1.0なんてレンズが付いていた。
ノリタールと言えば,ノリタ66というパッとしない中判カメラに付いていたレンズで,あまり良いイメージは持っていなかったが,プロジェクターの王様,バーコが採用するのだから”良いレンズなのだろう”と,見直した次第だ。

ところで,今回のレンズ,AUTO WELTBLICK135mmF1.8だが,件の写真工業によると,このスペックのB級ブランドレンズは6本あるという。
ただし,写真工業にはAUTO WELTBLICKというブランドは無かったので,第7のレンズと言うことになる。
このレンズは,以前見たシグマのF1.8と外見がそっくりなのでおそらくシグマのOEMだろうとふんで購入した。
ところが,写真工業によると,シグマのF1.8は,4群6枚,最短撮影距離2.0m,最小絞りF22,フィルター径77mm,重量760gとなっている。
それに対し,AUTO WELTBLICK135mmF1.8はレンズ構成不明,最短撮影距離1.7m,最小絞りF16,フィルター径82mm,重量不明だ。
Maid in Japanと書いてあるので日本製であることは間違いない。
写真工業でこれに相当するスペックのレンズは,Eyemic,Formura5.Kenkock,Owen,Promuraが有るが,これらのレンズのOEM供給元は記されていない。
写真工業で作例が掲載されていたのはSpiratoneというブランドのレンズで,レンズ構成不明,最短撮影距離1.8m,最小絞りF16,フィルター径82mm,重量1160gと,これまた全く異なり,写真で見る外観もAUTO WELTBLICK135mmF1.8とは全く異なっている。
と言うことで,やっぱり謎のレンズと言うことになるが,スペック的には一番多いタイプのものと同じ。
ただし,写真工業にはこのタイプのレンズの写真が掲載されていないので何ともいえない。
また,同誌にはノリタール135mmF1.4(とんでもなく高いんだろうな〜),ソリゴール135mmF1.5という超弩級レンズも作例とともに掲載されている。
このソリゴールは,以前見たビビター135mmF1.5と外観がよく似ているので,同じものだろうか。

さて,今回入手したレンズだが,手元に届いたパッケージを開いてみて驚いた。
通常ならジャンク扱いをするレンズだ。
とにかく,当たりやへこみ,キズがすごい。
ショップの説明ではバル切れとなっていたが,確かに,レンズ最後群がバル切れのように見える。
しかし,よく見るとレンズ最後群は1枚玉なので,バル切れではなく最後群のレンズの内側に発生したカビのようだ。
これはクリーニングすれば治ると思い,レンズ押さえをカニ目ではずしたが,レンズを収めた筒が当たりでゆがんでいてレンズが出てこない。
これでは本格的に分解しないといけないので,とりあえずまた元に戻した。
何より驚いたのは,レンズマウントが当たりで大きく変形し,波打っており,とてもカメラに取り付けられないと思った。
レンズマウントの自作も覚悟したが,もう〜,これだからネットショッピングは〜,などと愚痴りながら,試しに手元にあったM42-EOSマウントアダプターを取り付けたところ,驚いたことに,あんなに大きくゆがんでいるのにあっさり取り付けられた。
う〜ん,さすがM42マウントはディープだ。

それにしてもでかいレンズだ。
とても135mm単焦点とは思えない。
試しに手持ちで比較的近いスペックのレンズ,Hektor120mmF2.5(M42改)と並べてみた。

撮影:EOS-5D,ZUIKO MACRO 90mmF2(OM)
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