ZUIKO DIGITAL ED 50-200mmF2.8-3.5で撮影する八ヶ岳の野鳥
八ヶ岳連峰の中でも赤岳は山の中腹にある赤岳山荘のすぐ下まで車で入ることができ,とても便利だ。ただし,道は狭く,でこぼこで普通車では腹をすってしまうので,車高の高いオフロードタイプの小型車で行くのがベスト。もっとも,マツダロードスターで山荘までやってきた猛者もいた。駐車場のすぐ上が赤岳山荘で,その目と鼻の先に登山道入り口の看板がある。今回は,この看板から赤岳鉱泉までの軽いハイキングだが,実は,この間が野鳥や動直物に出会えるチャンスが多い。
今回は,まずルリビタキが出迎えてくれた。今は繁殖のシーズンらしく,雄同士が追いかけあったり,雌と雄がお見合い?したりと,コース中,ありとあらゆるところで見ることができた。次に多かったのがウソ。ルリビタキは人が近づくと逃げてしまうので,撮影者は1カ所にじっとしていて向こうから近づいてくるのを待つ作戦。一方,ウソはすぐ近くまで人が近づいても逃げないので,楽に撮影できる。それから,山奥の渓流の常連ミソサザイ。巣作りの時季らしく,口に水苔をいっぱいくわえ,シッポをピント立てたお決まりの可愛らしい姿を見せてくれた。その他,カラ類の囀りが山中に響いているが,梢の高いところにいて撮影のチャンスはなかった。その他,ウグイスの声も聞こえたが,例によって声はすれども姿は見えず。同様に,種類不明の鳥のさえずりも聞こえたが,姿は確認できなかった。
今回使用したZUIKO DIGITAL ED 50-200mmF2.8-3.5は安くてコンパクトで画質にも定評がある。フルサイズ換算で100-400mmのズームで,フォーサーズ使いの鳥撮りにはまずこれ一本と300mm(フルサイズ換算600mm相当)の単焦点望遠レンズのセットと言うことになるが,純正ではこのクラスの単焦点が出ていない。とりあえず,格安のカールツアイスイエナ製のゾナー300mmF4(フルサイズ換算600mmF4)で代用している。フルサイズ600mmF4なんて百万円以上するが,ゾナー300mmなら数万円で買え,重さも大きさも数分の一なのもありがたい。E-systemは貧乏人の鳥撮りには強い味方だ。今回はルリビタキなど針葉樹林帯での撮影のため,昼なお暗く光線状態が良くないのでISO400での撮影となった。E-1のISO400の画質は5DのISO400に及ばす,5DのISO800よりマシという程度。E-1はISO100専用機等々世評で言われるほどには悪くない。私も以前,ある団体で主催する裏方スタッフやったとき,暗い会場でスポットライトを浴びて講演する会場を,E-1をノーフラッシュでISO800で撮影した。他に広報部隊のカメラマンが銀塩一眼や大手他社のデジ一で撮影していたが,採用されたのは全て私の撮影したものだった。もちろん,フォトショップのダストアンドスクラッチを1でかけ,ノイズ処理をした。処理の成果か,印刷された冊子の写真を見た人からとてもきれいと言われた。確かに,フラッシュを焚いた銀塩の写真や塗り絵のような他社のカメラの写真よりフツーの写真っぽく上がっていたようだ。
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