自作虫の目レンズで庭を撮る
久々に自作虫の目レンズで遊んでみた。
このレンズ,画質は携帯虫の目レンズや魚露目8号より格段によいが,
何しろガタイがでかく,姿が異様なので,出番が少ない。
以前,梅を撮りに行っておじさんたちに質問攻めにあったのには参った。
その点,庭で撮る分には気兼ねなく遊べる。
今回はマスターレンズ(DAIWON DW1634M F1.4)を絞り開放,
リレーレンズ(ZUIKO MACRO38mmF1.8)も絞り開放で撮影した。
オール開放でも被写界深度は深く,背景も十分フォーカスが来ている。
さすがに像はすこし甘いが,携帯や魚露目よりだいぶ良い。
虫を大きくアップしようとすると,被写体がほぼレンズ先端に接触するくらいになる。
レンズが被写体手前の葉などに触れ,虫が逃げてしまう。
なかなか栗林先生のようには撮れない。
以前は,マスターレンズ後群のエレメントの1枚目,絞りの後ろのレンズの中央に,
どういうわけかグリスが付着しており,撮影すると画面のど真ん中がぼやけていたので,
レンズエレメントを分解してクリーニングした。
クリーニングと言っても,ハーッと息を吹きかけ,ティッシュで拭くという禁じ手を使っている。
おまけに,取り外したレンズの裏表が分からなくなってしまった。
とりあえず再び組み立ててファインダーを覗くとちゃんと見えるのでレンズの表裏はあっていたようだ。
いざ撮影。
するとカメラの中でからからと音がする。
ファインダー内に黒いリングの影が見える。
レンズを取り外してみると,ミラーボックスの中にリングが入り込み動き回っていた(¨;)
「一体どこからこんなもんが?」,あわててリングを取り出して捨てた。
撮影を再開すると,マスターレンズを動かすたびにカクカクと動く。
絞りもフォーカスもやたらと遊びが多い。
おまけにレンズ先端がまるでティルレンズのように上下左右に動く。
さては,さっきのリングはレンズエレメントを固定するものだったのか?
こんなに遊びが大きいと普通のレンズでは光軸がズレ,ひどい片ボケになるはず。
幸い,被写界深度が深いので,実用上あまり影響はない。
もっとも,画面中央に円形に写るはずが,駒ごとにあっちに寄り,こっちに寄りしている。
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